2026年3月17日

「インプラント1本あたりの相場はいくら?」
「見積もりを見ても、何にいくらかかっているのか分からない」
「提示された金額は適正価格なの?」
このような疑問や不安はありませんか?
インプラントは自由診療のため、1本あたりの費用相場は30万〜50万円と幅があり、地域や歯科医院によって価格設定が異なります。
決して安くない治療だからこそ、総額だけでなく「何にいくらかかっているのか」内訳を事前に知っておきたいですよね。
そこで本記事では、インプラント1本あたりの費用相場から、本体や被せ物などの内訳、追加費用まで解説します。
インプラント1本の費用相場は30万〜50万円

結論からお伝えすると、インプラント1本あたりの費用相場は30万〜50万円です。ただし、この金額はあくまで目安であり、治療する歯の位置、選ぶ被せ物の素材によって変動します。
中でも前歯のインプラントは、総額が上がる傾向にあります。これは、被せ物の素材そのものの費用が高いことに加え、歯ぐきのラインを整える処置や、治療期間中の仮歯の調整にも手間がかかるためです。
また、東京・大阪・名古屋といった都市部は、全国平均よりもやや高めの水準になることが多いです。
インプラント1本の費用内訳は?何にいくらかかるのかを項目別に解説
インプラントの費用は、いくつもの項目が積み上がって総額を形成しています。ここでは、それぞれの金額の目安と「なぜその費用がかかるのか」を解説します。

①検査・診断費用:1.5万〜5万円
インプラント治療は、受診してすぐに手術できるものではありません。まずは事前のカウンセリングや相談からスタートします。この初回の相談を無料で実施している歯科医院もあれば、有料となる医院もあるでしょう。
本格的な検査に進むと、お口全体を写すパノラマレントゲンや、あごの骨を立体的に確認できる歯科用CTによる撮影が行われます。
それに加えて、歯周病の有無を調べたり、手術に適した健康状態かを判断する血液検査を実施したりすることも珍しくありません。
インプラントは原則として健康保険が適用されない自費診療となるため、これらの検査費用は医院ごとに異なりますが、目安として1.5万円から5万円程度かかります。
②インプラント体(人工歯根)の費用:10万〜20万円
インプラント体とは、顎の骨に埋め込む小さなネジのような部品で、失った歯の根っこの代わりになります。チタン製が主流で、10万〜20万円程度になります。費用に幅があるのは、メーカーによって価格が大きく異なるためです。
世界的に実績のあるストローマンやノーベルバイオケアといったメーカーの製品は、長年にわたる臨床データと高い信頼性がある一方、1本あたりの仕入れ価格は高めです。
一方、比較的新しいメーカーのインプラントは、先進の設計やテクノロジーが取り入れられており、優れた性能を持ちながらもコストを抑えられるのが魅力です。近年では、世界中で急速に普及し、確かな臨床実績を築き上げている優秀なメーカーも増えています。
歴史の長さだけでなく、患者さまのお口の状態に合ったインプラント体を提案し、「なぜそのメーカーを採用しているのか」を明確に説明してくれる医院を選ぶことが大切です。
③アバットメント(土台)の費用:3万〜7万円
アバットメントは、インプラント体と上部構造(人工歯)をつなぐ部品です。素材はチタン製とジルコニア製が代表的です。
④上部構造(被せ物)の費用:5万〜18万円
人工歯の部分は、素材の選び方ひとつで費用が大きく変わります。代表的な選択肢は以下のとおりです。

「とにかく見た目を自然にしたい」ならオールセラミックやジルコニア、「耐久性を最優先にしたい」ならメタルボンド、「費用をできるだけ抑えたい」ならハイブリッドセラミックというように希望や歯の位置などによって選ぶのがポイントです。
⑤手術費用:5万〜15万円
インプラントを顎の骨に埋め込む手術そのものにも費用がかかります。
また、手術中の麻酔についても確認しておきたいところです。通常の局所麻酔は手術費用に含まれることがほとんどですが、うとうとと眠ったような状態で手術を受けられる「静脈内鎮静法」を希望する場合は、3万〜10万円程度の費用が別途発生するのが一般的です。
⑥仮歯・メンテナンス費用:1万〜3万円/回
治療期間中は仮歯を装着して過ごすことがあります。仮歯の費用は1本あたり5千円〜2万円程度が相場です。
なお、インプラントは入れたら終わりではありません。天然の歯と同じように、歯垢がたまればインプラント周囲炎を引き起こすリスクがあります。
定期的なクリーニングと噛み合わせの確認を怠ると、最悪の場合インプラントが脱落し、再手術が必要になることも。定期メンテナンスは通常3〜6か月に1回、1回あたり3千円〜1万円程度が一般的です。
追加費用に要注意!見積もりに含まれないことがある費用

「見積もりどおりの金額で終わると思っていたのに、あとから追加費用を請求された」というケースは少なくありません。基本の見積もりには含まれていないことが多い費用について、あらかじめ知っておきましょう。
骨造成手術(GBR・サイナスリフト)の費用:3万〜30万円
インプラントを支えるには、十分な厚みと高さの顎の骨が必要です。しかし、歯を失ってから長期間そのまま放置していた方や、歯周病が進行していた方は、顎の骨が痩せてしまっている場合があります。そうしたケースでは、骨を補う「骨造成手術」が必要になり、追加費用が発生します。
代表的な術式と費用目安は次のとおりです。

ご自身に骨造成が必要かどうかは、CT撮影の結果を見て歯科医師が判断します。「歯を抜いてから1年以上経っている」「重度の歯周病と言われたことがある」という方は、骨造成が必要になる可能性がやや高い傾向にあります。
抜歯・歯周病治療など事前処置の費用
インプラントを埋入する前に、残っている歯の抜歯や、歯周病治療が必要なケースもあります。これらの処置はインプラント治療の見積もりとは別扱いになることがほとんどです。
歯や歯周病治療の多くは保険適用が可能です。3割負担であれば、抜歯は1本あたり数千円、歯周病の基本治療も数千円〜1万円程度で受けられます。見積もりをもらう際に「事前処置は別途かかりますか?」と確認しておくと、予算のずれを防げるでしょう。
まとめ
インプラント1本の費用相場は30万〜50万円です。この金額には、検査・診断、インプラント体、アバットメント、被せ物、手術費用、メンテナンス費用などが含まれています。一見高額に見えますが、安全性や長期的な予後を確保するために必要なコストが積み上げられた結果です。
特に、骨造成や抜歯などの事前処置が必要な場合は追加費用が発生するため、見積もりの段階でトータルコストを確認しましょう。
厚誠会歯科 相模大野では、CT撮影による精密検査と丁寧なカウンセリングを行い、患者さま一人ひとりに適したインプラントの治療計画と明確なお見積もりをご提示しています。
「私の場合はいくらかかる?」と気になった方は、まずはお気軽にカウンセリングにてご相談ください。