詰め物治療後に痛い・しみるのはなぜ?原因・対処法を解説|相模原市・相模大野の歯医者|厚誠会歯科 相模大野

〒 252-0303 神奈川県相模原市南区相模大野3丁目8-1
相模大野ステーションスクエア9階

042-767-1411

医療法人社団 厚誠会歯科 相模大野ヘッダー画像

詰め物治療後に痛い・しみるのはなぜ?原因・対処法を解説

詰め物治療後に痛い・しみるのはなぜ?原因・対処法を解説|相模原市・相模大野の歯医者|厚誠会歯科 相模大野

2026年3月03日

詰め物治療後に痛い・しみるのはなぜ?原因・対処法を解説

歯医者さんでむし歯を治療してもらい、詰め物を入れてもらってようやく一安心……と思ったのに、家に帰ってから歯がズキズキする。

「治療したはずなのに、なんで痛いの?」と不安になっていませんか。

結論からお伝えすると、詰め物治療後に痛みやしみる感覚が出ることは、決して珍しくありません。多くの場合、1〜2週間ほどで自然に落ち着いていきます。ただし、中には放置してはいけない痛みもあるため、見極めが大切です。

この記事では、詰め物治療後に起こる痛みの種類や原因、自宅でできる対処法を解説していきます。

「この痛みは大丈夫なのかな」と心配されている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

詰め物の治療後に起こる痛みの種類

詰め物治療後の痛みといっても、その感じ方は人それぞれです。

冷たいもの・熱いものがしみる

冷たいものや熱いものがしみるといった症状は、詰め物治療後によく見られるものです。原因は、むし歯を削る際の振動や熱、接着剤の刺激で神経が一時的に過敏になっていることにあります。

噛むと痛い・違和感がある

食事のときに治療した歯で噛むと痛いといった症状も、よく起こるものです。この場合、詰め物の高さが微妙に合っていない可能性があります。ほんの0.1ミリ程度の違いでも、その歯だけに強い力がかかってしまい、違和感や痛みを覚えることがあります。

何もしていなくてもズキズキ痛い

特に何かを食べたり飲んだりしていないのに、治療した歯がズキズキと脈打つように痛む場合は、歯の神経が炎症を起こしている可能性があります。もちろん、治療直後の一時的な反応として軽いズキズキ感が出ることもあります。

詰め物治療後に痛みが出る5つの原因

詰め物の治療後になぜ痛みが出るのか、原因を見ていきましょう。

原因①:治療の刺激で神経が一時的に過敏になっている

歯の内部には「歯髄(しずい)」と呼ばれる神経と血管が通っています。むし歯治療では、感染した部分を専用の器具で削り取るため、治療中の刺激によって歯髄が一時的に興奮状態になることもあります。例えるなら、足をぶつけた後しばらくジンジンするような感覚に近いかもしれません。

原因②:接着剤が神経に刺激を与えている

詰め物を歯に固定する際は、専用の歯科用接着剤を使用します。この接着剤が固まる過程で化学反応熱が発生し、その熱が神経に伝わって痛みを感じることがあります。

また、接着剤に含まれる成分そのものが、神経に刺激を与えるケースも少なくありません。

原因③:詰め物の高さ(噛み合わせ)が合っていない

治療直後は麻酔が効いている状態で噛み合わせを調整することが多いため、麻酔が切れた後に「なんだか高い気がする」と感じることがあります。

噛み合わせがほんの少し高いだけでも、歯には通常よりも大きな力がかかります。すると、歯根膜(歯の根っこを包む薄い組織)が刺激され、噛むたびに痛みを感じるようになるのです。

原因④:神経に近い深いむし歯を治療した

むし歯が歯の深いところまで進行している場合、神経のすぐ近くまで削らなければならないことがあります。このようなケースでは、神経と詰め物の距離が近くなるため、刺激が伝わりやすく、痛みが長引く傾向にあります

原因⑤:神経が炎症を起こしている

治療後に神経が強い炎症を起こしてしまうことがあります。これは「歯髄炎(しずいえん)」と呼ばれる状態で、特にむし歯が深かった場合や、治療前から神経の内部にまで細菌感染が及んでいた際によく見られる症状です。

この状態になると、何もしていなくてもズキズキと痛んだりします。

銀歯・レジン・セラミック…詰め物の種類で痛みやすさは違う?

詰め物にはいくつかの種類があり、素材によってしみやすさや痛みの出やすさに違いがあります。

銀歯は熱が伝わりやすくしみやすい

保険診療でよく使われる銀歯(金銀パラジウム合金)は、熱伝導性の高さが特徴で、熱いものや冷たいものの温度が伝わりやすいです。

そのため、銀歯を入れた直後は「しみる」症状が出やすい傾向があります。

しかし、人間の体には防御反応が備わっており、時間の経過とともに神経の周りに「第二象牙質」という新しい壁が作られていきます。この壁が厚くなれば、外部からの刺激が遮断され、しみる感覚も落ち着いていくことが多いです。

コンポジットレジンは比較的しみにくいが接着剤の刺激に注意

コンポジットレジン(歯科用プラスチック)は、金属に比べて熱伝導率が低いため、温度差によるしみる症状は出にくい素材です。

ただし、レジンは歯との接着に特殊な接着剤を使用するため、一時的な刺激になることがあります。また、レジンを固める際に使用する光照射の熱が影響を与えることも。いずれも一時的な反応であり、多くの場合は数日〜1週間で落ち着きます。

セラミックはしみにくい

セラミックは、熱伝導率が低く、温度変化によるしみる症状が出にくい素材です。また、表面がなめらかで汚れがつきにくいため、二次むし歯のリスクも低いというメリットがあります。

詰め物の治療後に生じる痛みをやわらげる方法

「病院に行くほどではないけど、この痛みをなんとかしたい」という方のために、自宅でできる対処法をご紹介します。

冷たいもの・熱いもの・硬いものを避ける

シンプルで効果的な方法は、痛みの原因となる刺激を避けることです。治療後数日間は、極端に冷たい飲み物やアイス、熱々のスープやコーヒーは控えめにしましょう。

市販の痛み止め(鎮痛剤)を服用する

痛みがつらいときは、市販の鎮痛剤を活用しましょう。ドラッグストアで購入できるロキソプロフェン、イブプロフェン、アセトアミノフェンなどが有効です。

ただし、痛み止めはあくまで「痛みを感じにくくする」ものであり、原因を取り除くわけではありません。用法・用量を守って服用し、痛みが長引く場合は歯科医院を受診してください。

患部を頬の外側から冷やす

痛みが強いときは、冷やすことで一時的に楽になることがあります。冷たいタオルや保冷剤をタオルで包み、頬の外側からそっとあててみてください。

ポイントは、10分程度を目安にすること。長時間冷やし続けると血行が悪くなり、かえって回復が遅れる可能性があります。また、氷を直接口の中に入れて患部を冷やすのは刺激が強すぎるため避けましょう。

やってはいけないNG行動3選

痛みを早く治したい一心で、かえって悪化させてしまう行動もあります。以下の3つは特に避けてください。

NG①:患部を指や舌で触る・押す

治療したところが気になって、ついつい舌で触ってしまう。指で押してみて「やっぱり痛い」と確認してしまう。その気持ちはよく分かりますが、これは逆効果です。

患部に刺激を与えることで、痛みが悪化する可能性があります。また、指には目に見えない細菌がたくさん付着しており、感染のリスクも高まります。

NG②:自己判断で長期間放置する

放置することで悪化するケースもあります。

例えば、神経の炎症を放っておくと、神経が壊死して根管治療(神経を取る治療)が必要になることも。早めに対処していれば神経を残せたかもしれないのに、結果的に歯の寿命を縮めてしまう可能性があるのです。

様子を見るのは数日〜2週間程度まで。それ以上経っても改善しない場合は受診しましょう。

NG③:痛み止めに頼りすぎる

鎮痛剤は確かに便利ですが、痛みの原因を解決してくれるわけではありません。

鎮痛剤の長期服用は胃腸への負担も大きく、胃炎や胃潰瘍を引き起こすこともあります。また、痛みを抑えている間に症状が進行してしまうリスクも。痛み止めはあくまで歯科医院に行くまでのつなぎとして活用し、根本的な治療を受けることが大切です。

まとめ

詰め物治療後の痛みやしみる症状は、治療の刺激や接着剤の影響で神経が過敏になっていることが多く、基本的には1〜2週間程度で自然に治まります。

ただし、噛むと痛い場合の調整不足や、何もしなくてもズキズキ痛む歯髄炎の可能性がある場合は、自然治癒が難しいこともあります。

まずは硬いものや温度差のある食事を避けて様子を見つつ、痛みが長引く場合や強くなる場合は迷わず歯科医師に相談しましょう。

TOP